多言語・他通貨の越境EC構築を選ぶならCS-Cartで決まり!比較レビュー

更新日:2016年8月21日
EC関連
こんにちは、ウルンゴの運営すしぱくです。('A')ノ

ECの多言語・他通貨は、海外取引(越境EC)に必須な機能です。海外取引といえばリアルな物品販売、要は「モノ」の輸入・輸出という印象をうけますが、最近ではネット上だけで取引が完了するダウンロードコンテンツ(プラグインや素材の販売など)も増えており、世界をマーケットにできる敷居は下がっている印象です。PAYPAL決済などは合理的ですしね。

そんな、多言語・他通貨機能ですが、CS-Cartでは標準機能として実装されています。自動でローカライズ(多国語対応)、各国の通貨で決済できるという素晴らしい機能です。

pakutaso_09.jpg

日本は島国なので、越境という言葉が身近ではありません。日本語・日本円取引のみのソフトが圧倒的に多いのはそれが理由です。逆に海外製ソフトが日本で販売する場合、日本語がなければ売れないのも事実です。では、CS-Cartはなぜ越境EC向けの多言語・他通貨に強いのでしょうか?

それは、ロシアで生まれヨーロッパで人気が出たソフトだからです。ヨーロッパは、ひとつの国のように見えますが多くの国が集まる陸続きで、越境ECが必須な市場でもあるのです。

【参考:日本独自の商習慣!CS-Cart日本語版を提供している会社について

越境という概念が文化として紐付いているからこそ、標準機能として実装されているわけです。それでは、他社構築ソフトとはどのような違いがあるのか、実際に比較レビューしながら解説していきたいと思います。


CS-Cart の多言語機能の仕様

CS-CARTは現在、25言語対応(2016年5月現在)となっています。

日本語はもちろん、英語(en)、中国語(zh)、イタリア語、Saudi Arabia、Czech Republic、Viet Nam など幅広い言語をサポート。これらは、インストールボタンひとつで導入することができます。
tagengo01.png

日本語のローカライズは、日本語チームのフロッグマンオフィス社がサポートしており、基本的にはオープンソースで有志達が翻訳しているとのことです。アジア圏だと、インドネシア語、ベトナム語などが増えています。

設定は至って簡単!CS-Cartの管理画面から、設定可能言語 > インストール(上記画像の右側)を行い、言語の有効を行うことでショップサイト上にドロップダウンメニューが表示されます。


tagengo02.png


オーナー側は追加したい言語を選択するだけです。実際に切り替えてみましょう。まずは日本語のページ ↓


genngoyuukou.png


この日本語ページを英語に切り替えてみます。 ↓


eigo.png


せっかくなのでサウジアラビア語もやってみましょう。 ↓


saujiarabia.png
アラビア語特有の右寄せ表示になっていますね。これは凄い。ちなみに ローカライズされていない言語部分は、表記がそのままの状態で残ります。これらは下記項目のとおり自身で行う必要があります。


言語を追加したい時に便利な言語変数機能

標準的な単語は、各国のCS-Cartチームが協力してローカライズしていますが、専門用語や特有の表現についてはローカライズできておりません。このような場合、自身で言語を追加することで反映が可能となります。

cs-carthensuu-1.png

管理画面から目的のワードに対して変数を割り当てることができます。上記画像であれば、3D_secure という言語変数を使うと、日本語なら「3Dセキュア」と反映された値が表示されるわけです。
各国の言語に合わせてローカライズできるので、

「あなたありがとう、決済するのクレジットカードありますか?」

このような自動翻訳に頼った不自然な言い回しを回避することができます。


他社製の多言語機能について

CS-Cartと同じく多言語に対応しているEC構築ソフトで有名なのはMagentoです。

Magento比較番外編 多言語機能 | Magento[マジェント]情報サイト

越境が主体の海外産だけに、ローカライズ方法はCS-Cartと同じ仕組みです。登録されていない言語への対応(CS-Cartの言語変数)も大変優秀です。

では、国産EC大手のEC-CUBEを確認してみましょう。多言語版(有料版)をリリースされていますが、下記サイトで指摘があるように、敷居は高い印象です。
EC-CUBEの場合は多言語版といっても『言語を数カ国語に切り替えできる』といった仕様では無く、単に管理画面の言語ファイルのみが.moファイル(.poを元に作る)で外部化されただけで表示側は相変わらず.tplファイルにべた書きなんですね。つまり管理画面はデフォルトの英語をはじめ中国語版や韓国語版なども簡単に作れますが、例えば表側を中国語にしようとした場合は100以上ある.tplファイルを一つ一つ翻訳して行かなければなりません

http://blog.phono.co.jp/?p=1971


ec-cubejikagaki.png

ファイルに直接書き込むという力技・・・

CS-Cartのように、言語ファイルを呼び出し変数として反映する方法ではなく、文言がデザインの中に書かれてあれば、まずどこのファイルを修正し影響範囲の特定と確認が必要になります。修正ごとにファイルをFTPで落とし、編集できたら再Upする作業もあります。この修正はシステム屋であれば可能かもしれませんが、ショップオーナーには相当な負担となるでしょう。

CS-Cartのように管理画面から変更でき、言語ファイルを呼び出すだけであれば、ショップオーナーは追加修正も容易に行なえます。これは言語ファイル自体のDB(データベース)を別で持っているからできる仕様です。


多通貨対応について

国が違えば通貨も違う。
CS-Cartの多通貨決済はどのような仕組みなのか解説します。

realtime.png

こちらの画面は通貨設定の管理者メニューです。

換算レート:通貨記号を選択すれば、1ドル=100円と設定した場合、100ドルの商品は10000円で決済されます。価格設定は、リアルタイム為替レートを参考に設定する事ができるのも親切ですね。(設定は任意で行う)

実際にカード決済すると買い物カゴの金額は、CS-Cartのベース通貨で決済することになります。ベースが円決済の場合は、●●万円とデータを送っても変更はありませんが、ドル決済にしていた場合、厳密には為替レートをあてて決済するため、引き落とされる金額と異なる可能性(ラグ)があります。安く購入できるケースもあれば高くなってしまうケースもあるという事です。これは越境EC全体の懸念点でもあり、多通貨サービス決済の課題とも言われています。今後改修予定とのことです。

日本語に対応した多通貨機能を提供しているECソフトは少なく、例えばEC-CUBEを他通貨対応にすると通貨ごとのコピーサイト(複数サイト)を構築する必要があり、莫大な労力とコストがかかります。コスト面でも、標準機能で提供しているCS-Cartは、素晴らしいEC構築パッケージなのか分かります。

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